サービス説明

小さなお子さんを連れての旅行にありがちなのが、車内でのお漏らし。
特にヒヤっとするのが高速道路を走行中、急に「トイレ行きたい」と言われ、すぐには対応できずにお漏らし…なんてこともありますよね。
生理現象なのでやむを得ませんが、そのような緊急事態の場合は、なるべく早くシートやフロアマットについた尿や便を拭き取ることはとても重要です。
万が一、尿や便をそのままにしてしまうと、強烈なアンモニア臭が車内に漂うだけでなく、雑菌が繁殖してしまうことも…。

排泄物の臭いが残る原因

車内で尿や便をお漏らししてしまうと、座席シートにしつこくこびり付きます。
突然起こる生理現象なので、とりあえず取り切れるだけの排泄物を取り除き、後日改めて洗浄される方が多いかと思います。
ですが洗剤を使って掃除をしたのにも関わらず、ニオイが取れないなんてことはありませんか？
通常、尿や便などの排泄物は弱酸性の性質を持っているので、逆の性質のアルカリ性の洗剤で落とすことができます。
それでもニオイが残る原因は、目では見えない汚れがシートの繊維の奥に付着している事によって、完全には取りきれていないからなのです。
こんな厄介な汚れを落とすのは一般的にはほぼ不可能。クリーニングのプロに依頼することをおすすめします。

急なお漏らしの応急措置

気をつけていても、完全に防ぐことができないのがお漏らしです。小さなお子さんがいる場合は、なおさらですよね。
万が一、尿をそのまま放置してしまうと、臭いやシミが残ります。
急なお漏らしがあった時の応急措置としては、尿が車内のシートやマットに染み込むのを少しでも防ぐために吸水しましょう。
替えのおむつやペット用のトイレシートは吸水性もよく丸めて捨てるだけなので、後処理も簡単です。
また、固く絞って拭くと吸い取りがいいマイクロファイバータオルもおすすめです。
あくまでも応急措置なので、ニオイや尿が完全に落ちたわけではありませんので、後日改めて、クリーニングが必要になります。

便の臭いは更に強烈

排泄物の中でも便の場合は車内での残臭が厳しくなります。
便の主な成分は、水分7割、食べ物のカス1割、腸粘膜のカス1割、大腸菌などの腸内細菌の死骸1割によって構成されています。
それらがシートやマットに浸透してしまうと、複数の細菌が増殖し、シートやフロアマットに強烈な臭いが染み込んでしまうので消臭するにも大変厳しい状態になってしまいます。
特に食中毒やウイルスで引き起こされた排泄物には健康被害が出る恐れがありますので一刻も早く対処しなくてはなりません。
一般の方では洗浄・クリーニングをするにはなかなか難しいため、シミや健康被害が出る前になるべく早くクリーニング業者へ相談しましょう。

車内空間の匠では

まずは徹底的にクリーニングをして嘔吐や排泄物を取り除き、消毒を行います。
排泄物は、座席のシートや車のカーペットに付着しているケースがほとんどなので、クリーニング方法としては、カーペットリンサーと呼ばれる業務用の機械を使って作業させて頂きます。
カーペットリンサーは、水を吐き出しながらそのまま吸い上げていく機材で、シートの布地に染み込んでしまった排泄物をしっかりと中から吸い出します。
大量に排泄物がこびり付いていると1度クリーニングをしただけでは汚れや臭いが解消できない場合があります。
排泄物が内部にまで浸透してしまっている場合は、表面の汚れや臭い成分を除去することで奥に潜んでいる汚れや臭い成分が乾燥と同時に張力によって浮き上がります。
そのため、洗浄後ひと晩しっかり乾燥させて、汚れや臭いの具合を確認して問題ない状態となるまで除去を繰り返します。
臭い成分の除去だけでなく、臭い自体も専用の測定器を使い、臭いレベルが正常の数値になるまでしっかり確認させて頂きますのでご安心ください。
また、排泄物がシートの脇や座面と背面の​間に入り込んでしまった場合などは、座席を取り外しての作業となり、140℃のスチームで熱処理を行い、消毒を致します。
その後、薬剤を使って二重で消毒させて頂くことで排泄物はもちろん、普段の生活汚れも一緒に除去させて頂きます。
お車の状況に応じてプロが消臭方法を見極め、臭いの根本から解決させて頂きます。